パパの分も当たり前に買っていたとき(美帆さん/30歳/飲食店勤務)
保育園のお迎え帰りに、いつものスーパーでママ友に会いました。挨拶していると、ママ友の息子さんがお菓子を「2つ」持って、お菓子売り場から戻ってきたんです。 うちではいつも、子どもたちに「お菓子は1つだけ!」と言いきかせているので、2つ持っていることが少し気になっていました。てっきり「ひとつって言ったでしょ、1個は返していらっしゃい」「ヤダー!」なんて言い争いになると思っていたら。 息子さんは「これ、パパのぶんだよ」とつぶやいていたんです。しかもママ友は「パパだったら、カレー味のほうが好きなんじゃない?」と…息子さんは笑顔でパパ好みのお菓子に交換しに行きました。 きっとその家族はお互いのことを考え合える人たちで、思いやりのある家庭なんでしょうね。残念ながら、うちはそこまでやさしい気持ちを示し合えているのかどうかは自信がありません。 自分だけのお菓子を選んで、満面の笑みを浮かべている娘を見て考えてしまいました。