昨年10月12日に放送された『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)では、「脂肪味」について特集。あまり聞き慣れない言葉ですが、脂肪味を改善させることによって病気予防やダイエット効果が期待できるそうです。
鈍った脂肪味は肥満の原因!?
脂肪味とは、「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」といった5種類の基本的な味覚に加わる“第6の味覚”のこと。東京歯科大学の准教授・安松啓子先生によると、脂肪味でお肉や魚などの“脂の味”を感じられると言います。この脂肪味が鈍感な人は脂をしっかり感じることができないため、脂っこい料理を摂取しがちに。さらに脂肪味が鈍ることで“満腹感”もなかなか得られなくなり、通常よりも多めに食事をとるようになってしまいます。そこで同番組では、肥満の原因ともいえる脂肪味を「10日間で改善する方法」が紹介されました。
脂肪味が鈍感になってしまう理由として、「油をとりすぎる」「過度な食事制限」の2つがあげられています。その2つに気をつけながら、“油物を10日間控える”だけで味覚が改善されるとのこと。1食での脂質が20グラムを超えないよう心掛けていくのがポイントです。揚げ物やお肉、カレーや乳製品などは10日間だけ我慢してみましょう。