軽度の風邪や、慢性症状で長期服用をするとき「できるだけ体にやさしい薬を使いたい」と、漢方薬を検討する方も多いのではないでしょうか。でもこの「体にやさしい」というイメージ、すべて正しいとは言い切れません。漢方薬の特徴や西洋薬の違い、服用を検討するときの注意点などをまとめました。

漢方薬と西洋薬は「成り立ち」が違う


 

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薬局やドラッグストアに並ぶ薬の多くは、いわゆる「西洋薬(西洋医学の薬)」。そのほとんどが、かぜ薬、胃腸薬、といった〝薬効〟で分類され、陳列されています。 西洋薬がこのように分類されるのはどの成分が、何にどう効くのか」ということが、比較的明確であるからです。 そもそも西洋薬は、科学や技術の発達に伴い「病気の原因に効く物質」の研究から開発された薬です。 物質がどのような構造をしているのか、それが人体にどのような作用を及ぼすのかを研究して開発したもので、「合成化学物質を用いて作った薬」と言うとわかりやすいかもしれません。