更年期に婦人科へ行くべき理由


 

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婦人科を受診したほうがよいのは、更年期の症状による体の不調だけではありません。

先にも触れましたが、更年期の頃からは子宮内膜症、子宮体がん、乳がんといった女性特有の病気のほか、骨粗しょう症、動脈硬化などのリスクが高まることも考えられます。

一般的には生理の来ない状態が1年以上続くと「閉経を迎えた」と診断されますが、生理が遅れたり来ないことが続いたりしたら、1年たつのを待たずに婦人科を受診したほうがよいでしょう。

診察や検査の結果によっては「ホルモン補充療法」などを行うこともありますし、それによって体調の変化が抑えられる可能性も。また自覚症状のない病気の早期発見につながることも。

ちょっとした変化があったとき、気軽に相談できるかかりつけの婦人科医を持つことは、女性にとって大きな安心となりますよ。

 

文:山本 尚恵(医療ライター/レディース予防医学指導士)