「産後の頭痛」の主な原因は?
■ストレスによる「片頭痛」
片頭痛が起こる大きな誘因のひとつに、ストレスがあげられます。特に産後はホルモンの変化に加え、慣れない生活や睡眠不足など、症状がひどくなり得るストレス要素が多くあります。 妊娠中の女性の80%は、片頭痛が軽減するといわれていますが、出産後はまた症状が出てくることも。ストレスや睡眠不足などよって、産後に頭痛が悪化する可能性もあるのです。 なお「授乳を行うと片頭痛が軽減される可能性がある」という見解もあるそうです。
■筋肉の緊張による「緊張型頭痛」
緊張型頭痛は、肩や首の筋肉が緊張することで起きます。赤ちゃんを抱くことによって普段と違った力のかかり方をすると、頭痛の引き金になってしまうかもしれません。
■要因による「二次性」の頭痛
産後に気をつけたい頭痛には「二次性」のものもあります。「妊娠高血圧症候群」という妊娠中特有の病気は、通常は出産後、胎盤が体外に出ることで状態がよくなります。 しかし重症だった場合、出産後にしばらく血圧が高い状態が続いたり、タンパク尿が続いたりすることも。産後に頭痛がひどい場合には、この妊娠高血圧症候群が治っていない可能性を考える必要があります。