筆者の周りには「夫婦生活がなくてもいい」とおっしゃる方が多々いらっしゃいます。夫と仲良くすることが、「イヤ」なわけではなく、「してもいい」けど「なくてもいい」という状態なのでしたら、ぜひこちらをご覧ください。 セックスの効果が〝性欲解消だけ〟だと思っているとしたら勿体ないかも。セックスは、とても多くの心理的効果をもたらしてくれるのです。

安心感でイライラを相殺できる

 

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「〝抱きぐせ〟なんてものはない」「赤ちゃんはたくさん抱っこしてあげましょう」というのが、最近では子育ての常識になっていますよね。人は本来、肌と肌が触れ合うことで安心を覚え、「リラックス」という状態を知っていくのです。 セラピーのなかに「リラクゼーション」と呼ばれるものがあります。名前からのイメージ通り、リラックスをもたらす方法なのですが、これは肩こりや胃痛など「緊張性の症状」を持つ人に有効だと言われています。 なぜなら人は「緊張とリラックス」を同時に感じることができません。「緊張しない」というのは難しいので、意識して「リラックス」することで、「緊張」から解放されるという仕組みになっているのです。 イライラも人を緊張させますが、夫婦の営みを通して、肌が触れ合う安心感を得ることでリラックスした状態になり、普段感じているストレスを相殺することが期待できます。