マリンアクティビティを楽しもう


小笠原の海は、ホエールウォッチングやイルカウォッチングの他にも魅力がいっぱいです。

 

まずは海の色。「ボニンブルー」と呼ばれ、透明で深く濃い青色をしています。その美しさは格別でダイバーの憧れの地です。

 

ダイビングスポットで人気なのが父島から船で約2時間のケータ列島の嫁島にある「マグロ穴」。その名のとおり沢山のイソマグロがおり、グルグルと円を描くように回遊する姿を見る事ができます。人の身長以上のイソマグロもおり、その大きさには圧巻です。 運が良ければイルカやサメのシロワニ、ウミガメ、マンタにも会えるかもしれません。

 

ダイビングのライセンスが無い方は、海岸で気軽に楽しめるシュノーケリングがオススメです。美しい珊瑚や沢山の魚が見られます。

 

海に潜るのに抵抗がある方にはシーカヤックがオススメです。シーカヤックはカヌーの一種で安定感があるため、初めての方でも簡単に乗ることが可能です。小笠原の海は透明度が高いので、カヤックから海を覗くと珊瑚や魚を見られますよ。

 

ファミリーでの海釣りもオススメで、気軽にできる釣り体験もあります。是非、自分に合ったマリンアクティビティをお楽しみください。

 

観光名所はどこ?


小笠原諸島は第二次世界大戦時にアメリカ軍との戦争の舞台になりました。父島、母島も激しい空襲を受け、今でも大砲や防空壕などの戦跡が至る所に残っています。父島では「戦跡ツアー」を行っており、「おがさわら丸」の出入港にあわせた半日観光や1日観光などがあります。 ガイドがいないと入れない場所や、密林を歩くため、個人行動は危険です。戦跡を巡る際は必ずツアーに入りましょう。

 

夜は「ナイトツアー」がオススメです。 都心部では見る事ができない綺麗で幻想的な星空や、暗闇で緑色に光るキノコ「グリーンペペ」や天然記念物の「オガサワラオオコウモリ」は必見です。 数えきれないほどの星の数は、普段の生活ではなかなか見られません。子どもだけでなく、大人も感動間違いなしでしょう。

 

父島の南西に位置する「南島」も外せない観光スポット。南島は「沈水カルスト地形」という特殊地形の小さな無人島です。この島は天然記念物や絶滅危惧種の植物も生息しており、ウミガメの産卵地でもあります。 自然保護のため南島へは東京都自然ガイドが同行しないと上陸ができず、1日100人、最大利用時間は2時間と決められています。毎年植生回復のために11月初めから2月初めまで上陸が禁止になりますのでスケジュールにご注意ください。

 

輝く白い砂浜とエメラルドグリーンの澄んだ海は父島と違った魅力を感じる事が出来ます。時間があれば南島にも立ち寄ってみてください。