■二人目不妊の場合の治療方法
それでは、二人目をどうしても授かりたいという場合、どのような治療が必要になってくるのでしょうか。
基本的には一人目の不妊治療との違いはなく、まずはタイミング法を提案されるケースが多いようです。タイミング法で授からない場合には、人工授精や体外受精といった方法へ移行していきます。
一人目のときに比べてやっておくべきこととして、卵管造影検査やホルモン、エコー検査、精子検査が挙げられます。一人目のお産後に、出血や帝王切開による癒着が起こり、卵管が詰まってしまっている可能性もあるため、特に卵管造影検査は病院から提案されるケースもあるようです。
■家庭でもできる二人目妊娠に向けた対策
病院の検査だけでなく、家庭内でも二人目の妊娠に向けて気をつけておくべきことがいくつかあります。
その一つが体力づくりです。これはパパママ共通ですが、一人目の妊娠のときと比べて体力が低下していたり、生活習慣の乱れから体調管理ができていないケースがあります。体重が増えてしまったという方も多いのではないでしょうか。食生活や睡眠、適度な運動などに気を配ることは、これから健康的に歳を重ねる上でも気をつけておきたいことです。 また、排卵日や体調を把握するためにも、日々基礎体温をチェックしておくことは大切です。基礎体温のデータを元にタイミングを医師と相談したり、体調についてアドバイスを受けたりもできます。
さらに、排卵日にこだわらず性生活を習慣化することも大切です。どうしても子どもがいると、性生活が少なくなる夫婦が多いのですが、週に◯日は意識的に二人の時間を持つと夫婦間で決めておくのがおすすめです。
男性はプレッシャーを感じると勃起不全となったり、ストレスで精子の質も低下したりするため、夫婦間の関係を良好に保つことは妊活にとって最大のポイントとも言えます。