■世間の目を気にしすぎないこと
現在では、30~40代のママの半数以上が仕事と育児を両立しているというデータがあります。一人の子どもを育てながら、家事と仕事をするだけでも大変なのに、世間では一人目が生まれたら二人目と、いまだに暗黙のルールのように考える人も少なくありません。どうしても女性の負担が増える中で、二人目の出産が重荷となっているママは多くいます。 また、厚生労働省のアンケート調査からは、夫の家事・育児時間と、第二子以降の出生割合は比例していることがわかっています。つまり、パパと家事・育児の分担の上に、スムーズな二人目妊娠が成り立っているということです。
この結果から言えることは、二人目不妊は決してママ一人の問題ではないということです。パパの家事・育児への参加がない上で、さらに二人目の子育てが加わるとして、健全に生活していけるでしょうか。
「子どもを二人産まなくては」という義務感にさいなまれる前に、一度家庭内で話し合い、実際に二人の子どもを育てていけるのかについて、パパにも意見をもらうようにしましょう。 このほか、「一人っ子だと遊び相手がいなくてかわいそう」という声は昔から聞かれますが、二人を育てるのに比べて金銭的に余裕があるため、教育や生活にお金をかけられたり、子ども一人とじっくり向き合えたりと、気持ちの面でも余裕が持てるなど一人っ子でも良い面はたくさんあります。
まずは、ママ自身がどのような子育てや生活をしたいかについて自分の理想を持ち、その上でパパの意見や、現在の仕事、体力、金銭面など、具体的に整理してみてはいかがでしょうか。
■まとめ
二人目不妊について世間の目を気にしすぎたり、周りと比べたりすることは最もよくないことです。悩む前に、自分のライフプランをしっかり立て、その上で自分たち夫婦のペースで焦らず進めていってくださいね。