近年問題視されている“プラスチックごみ”。以前環境省が公開したデータによると、日本では毎年2万~6万トンのプラスチックが海洋に流出しているそうです。ところでそんな“プラスチック”が世界から消えたら、生活はどのように変化するのでしょうか。

 

“ノープラ生活”を実践してみたら…?


今年6月に放送された『クローズアップ現代+』(NHK)では、ディレクターの池上祐生さんがプラスチックを使わない“ノープラ生活”に挑戦。想像以上に困難な生活っぷりを目の当たりにし、視聴者からは驚きの声が上がっていました。

 

まずは家にあるプラスチックを使った製品を運び出すところから。例えばお風呂場からは、歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプーの入れ物、桶、ナイロンタオルなどが撤去されています。またキッチンは家電製品のほとんどにプラスチックが使われており、電子レンジや冷蔵庫などもアウト。そして衣類もプラスチックが混ざっているものが多く、家に残ったのはパンツ2枚にシャツ5枚だけでした。

 

最後に銀行カードや免許証、スマートフォンなど、プラスチックが使われている貴重品を先輩ディレクターに預けて“ノープラ生活”開始。プラスチック製品の撤去作業に、視聴者からは「こんなにプラスチック製品が多いなんて!」「自分たちってプラスチックに囲まれて生きてるんだな」といった声が寄せられていました。