家の外にもプラスチックが盛りだくさん!
池上さんが外出しても、街にはプラスチック製品で溢れかえっていました。彼は代用品を探して買い物に出かけ、まずは「これがないと何もできない」と“メガネ”を購入することに。しかしメガネ屋に置いてある商品はほとんどプラスチック製のレンズで、80年代まで主流だったガラスレンズは在庫を常備してないそうです。
また食材を購入するだけでもまさかの苦難が。池上さんが立ち寄ったスーパーではほとんどプラスチックの包装で食材が包まれており、「冗談抜きでひとつも買えないですね。まじか」と落胆していました。その他衛生用品や傘といった生活必需品も大体プラスチックが使われており、何も購入できないという深刻な事態に。その結果池上さんは数日で限界を感じ、「使い捨てではないプラスチック製品は使用するが、ごみは出さない」というルールに変更しています。
しかしそんな中でも、プラスチック無しで生活するための様々な知恵が。例えば肉や魚は昔ながらの「経木」というトレーに入れてもらい購入。青果店では野菜を新聞紙にくるんでもらっていました。また歯磨きには竹で作られた「竹歯ブラシ」を使い、歯磨き粉も植物性のグリセリンやハッカ油をまぜた手作りのもの。食材を保存するためのラップは、“蜜ろう”を染み込ませた布で代用しています。