【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】
ライター名:大友優華
最近、アートチャイルドケア株式会社という保育事業を営む会社が発行している、『眠育アドバイザー』という資格を取得しました。
乳幼児の睡眠にまつわる相談を受けているのですが、特に多いのが0歳児の夜泣き問題です。私自身も長男の夜泣きに悩まされました。たくさん悩んで、たくさん学んで、たくさん試した経験を、今悩んでおられるお母さんに役立てていただこうと思って活動しています。
ここで、赤ちゃんの夜泣きで悩むお母さんに、ぜひ読んでいただきたい本を3つご紹介します。1冊目は、こちら。
【子どもの夜ふかし 脳への脅威】
著 三池 輝久出版社 集英社
この本の著者である小児科医の三池先生から、直接講義を受けました。
完全母乳主義の誤解から、夜間に頻回授乳しているお子さんが、ひどい夜泣きをしている症例が紹介され、『夜は食事の時間ではない』ということを赤ちゃんに教えてあげるのが大切ですねと仰っていました。
頻回授乳をすすめる助産師さんもいらっしゃいますが、それも間違いではありません。ただ、赤ちゃん学の世界では、授乳よりも睡眠に注目することで、自閉症などの発達障害とうまく付き合っていけると考えられているようです。
真逆の見解を持つ助産師と小児科医。お母さんたちは、混乱しますよね。そこで、助産師が指導する授乳のリズムと、小児科医が指導する睡眠のリズムを、うまく折り合わせて解説しているのが次に紹介する本です。
【赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド】
著 清水悦子監修 神山潤出版社名 かんき出版
夜泣き専門保育士という肩書で活動されている清水悦子さんが、実践しやすい形で整理している1冊。はじめての育児に奮闘するママのために、睡眠と授乳のリズムを月齢・年齢別にわかりやすく説明しています。
そして最後にご紹介するのはこちらの本です。
【ちょっと気になる子の育て方―「困った子」がみるみる「いい子」になる方法!】
著 萩原 光出版社 学陽書房
そもそも、なぜ赤ちゃんは夜泣きをするのだろう?なぜ母親は子供の泣声を聞くと苦しい気持ちになるのだろう?そんな『泣く』ことについて深く掘り下げた1冊です。これを読めば、安眠を妨げる『憎らしい、夜泣き』が、『愛おしい、夜泣き』に変わるかもしれません。
『もう!お願いだから泣き止んで!!』という気持ちで抱っこするのではなく、『上手に泣けたね、いっぱい泣かせてあげるよ』という気持ちで抱っこすると、赤ちゃんの反応は違ってくるはず。
ぜひ、この3冊を読んで子育てを楽しいものに変えていきましょう。夜泣きに苦しんだ我が家の長男も、8歳になった今では寝室へ行くのがうれしくって、自分から布団へ飛び込んでくれるようになりましたよ。
がんばってね、ママ!心から応援しています。
【ご参考】眠育プロジェクト アートチャイルドケア株式会社
http://www.the0123child.com/advantage/miniku/