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■コミュニケーションによるトラブルが心配!

マインクラフトは、世界中で教育ツールとしても使用されるほど、人気のゲームです。ソフト自体は非常に優れたものですが、そこに「他者とのコミュニケーション」が加わることで、トラブルが発生するようなケースもあります。 マインクラフトの世界でマルチプレイを楽しむためには、オンラインマルチプレイとオフラインマルチプレイのどちらかを選択することになります。 オフラインマルチプレイであれば、子どもたちが一カ所に集まり、実際に相手の顔を見ながらゲームを進めていくことになります、一方でオンラインマルチプレイの場合は、インターネット上で他人と一緒にゲームを楽しむことができます。もちろん自分の友だちとつながることもできますが、全く知らない人と一緒にゲームをすることも可能なのです。 友だち同士であっても、「目の前にいない相手」に対して、嫌な言葉や乱暴な言葉を使ってしまうケースもあります。また「○○ちゃんの友だち」という括りでオンライン上の交友関係が広がっていくうちに、「全く知らない人とプレイしていた」なんてことも考えられます。 インターネットやオンライン上の付き合いに対して、どのような考え方を持ち、子どもを指導していくのかは、家庭によって事情が異なるでしょう。コミュニケーションを取りながら楽しめるゲームだからこそ、リスクやデメリットも存在するということを、しっかりと教えていく必要があります。 ネットリテラシーを学ぶ良い機会でもあり、また自分の家庭において、子どもとインターネットがどう付き合っていくのか、改めて考えるチャンスととらえることもできるでしょう。 ・一緒にゲームを楽しむためにはどうすれば良いのか


・マルチプレイで嫌な思いをしたりさせたりしないためには、どう振る舞うべきなのか こうした側面からも、子どものコミュニケーション能力を育てていけたら良いですね。


■まとめ

「ゲームの世界で人間関係を学ぶ」と聞くと、「時代が変わったなぁ」と感じるパパ・ママも多いかもしれません。しかしこうした流れも、積極的に取り入れていくべきなのかもしれません。 マインクラフトは、スウェーデンでは必修科目として授業に取り入れられているほど、人気のゲームです。たかがゲームと言ってしまうのは簡単ですが、自由な世界の中で、子どもたちはたくさんのことを学んでいくのではないでしょうか。 非常に面白いゲームだからこそ、中毒性が問題になることもあります。ゲームそのものとの付き合い方を含めて、親子でコミュニケーションを取りながら、マイクラ導入方法について話しあってみるのも良いかもしれませんね。