「子どもから離れたら見守るすべはない」GPS端末利用の注意

── GPS端末を「持たせているだけで安心」というご家庭も多いかと思います。利用の注意点はありますか。

 

八木さん:見守りに十分な精度は満たしているものの、位置情報に多少のズレが生じることがございます。また、通学時にランドセルにつけてご利用されている方が多いのですが、そもそもランドセルとお子さまが離れてしまったり、端末と離れてしまったりした場合は見守るすべがなくなってしまうので、携帯していただく必要はございます。

 

電池切れが起きた場合も見守りができなくなりますので、バッテリー残量を確認して充電していただけたらと思います。

 

ランドセル着用例
ランドセルにつけて利用する方が多いという

── 見守り用のGPS機器は子どもの安全を守る反面、「位置を常に把握されることで、子どものプライバシーの侵害にあたるのでは」という声も聞かれています。ただ、CHANTO WEBが読者に実施したアンケートでは、「ある一定の年齢までは、子どもの同意のうえで活用するのは可」といった意見が聞かれました。

 

八木さん:弊社が提供しているのはコミュニケーションサービスであり、監視サービスではありませんので、お子さまの人格を尊重して、ひとりの人格が大人に成長する自立のプロセスをサポートしたいという思いが前提にあります。サービスを利用するにあたっては、ご家庭でよく話し合っていただいて、双方が納得したうえで利用していただきたいと考えています。

 

我々子育て世代が子どもだった頃は、自由に野原を駆け回っていた経験がある方も多いと思います。そういう冒険心を現代のお子さまにも抱いてほしいという思いはありつつも、子どもを狙った犯罪が増えるなど、手放しで送り出せる世の中ではなくなっています。子ども見守りGPS(AI見守りロボット)がお子さまに付き添うことで、安心して親御さまがお子さまを送り出せる環境を作れたらいいなと思っています。

 

子どもの親離れはもちろんですが、親も子離れして行くことが自立へのステップだと考えています。「1年生になったから」と急に親元から切り離すのは無理がありますし、危険も伴いますので、テクノロジーを使って滑らかにサポートできたらいいですね。

 

ユーザーの年齢分布は小学生のお子さまがいるご家庭が圧倒的に多く、スマホを持たせる前の期間に利用してくださる方が多い印象です。お子さまが、いずれ「BoTトーク」を卒業されるタイミングがあるとして、その時、健やかに成長されているとすれば、我々は十分役割を果たせたのかなと思っています。