AIが行動範囲を学習で「ヒヤリハット回避」

── 警察庁によると、国内では9歳以下の子ども1000人以上が毎年、行方不明になっているそうです。実際にBoTトークで子どもの安全が守れた事例はありますか。

 

八木さん:非常に多くの事例が届いています。BoTトークに搭載されたAIは、普段の行動範囲を学習して、それを逸脱した場合に保護者に通知が送られます。例えば、「お友達が家に帰る途中で具合が悪くなり、交番に寄っていたそうなのですが、普段の行動範囲を離れたようですと通知が来たため、すぐに迎えにいくことができた」ですとか、電車通学をされているお子さまが、「降りる駅を乗り過ごしてしまった際などに通知が届いて、すぐに現在地を把握できた」などのお声をいただきます。

 

また、2018年の大阪北部地震の際に、帰宅途中にお子さまが乗っていた電車が止まってしまったそうなのですが、位置がわかったのでスムーズにお迎えに行くことができたという事例もありました。

 

── 災害時にも役立つのですね。東日本大震災の際などは、電話がつながりにくい事態が起きました。

 

八木さん:GPSは人工衛星からの電波を取得して位置を特定するため、通信回線に関わらず位置情報の特定が可能です。また、ボイスメッセージを送受信できるトーク機能を利用する際のデータ通信は非常に小さいデータ量なので、電話回線より混線しにくく、コミュニケーションは取りやすいと考えています。

 

そのほか、「登山に行く際に、万が一はぐれたときを想定してBoTトークを持たせていたところ、山の中でもしっかり位置情報を拾っていて安心材料になった」という声をいただくこともございました。