やっと穏やかに過ごせると思った矢先に

── しかし、2026年1月に再び心臓弁膜症の手術を受けることに。

 

小西さん:12年に手術をしたときも、10〜15年くらいしたら弁が劣化するから交換手術の可能性もあると聞いていたけど、当時は「10年先なんてうんと先だ」と思っていたの。でも、ここ数年だんだん調子が悪くなってきて、ひどいときは道端でしゃがみこむこともあって。病院に行くと心不全の一歩手前、「手術をしないと命の保証はない」と言われてさ。今年の1月5日に手術をしたんだ。

 

手術は成功したけどこの先が大変だった。手術前に撮ったCTスキャンに3cm弱の影があると言われ、もう一度調べたら膀胱がんだって。すぐに手術が決まった。手術前は人工膀胱になる可能性もあると聞いていたけど、ギリギリのところで大丈夫と言われた。そしたら今度は咽頭がんだよ。

 

僕は昔から葉巻を吸っていて、無類の葉巻愛好家としても知られてるんだけど、それが原因で咽頭がんになっちゃったのかな。実は、1年半くらい前に喉が詰まる感じがして、病気を疑って病院を受診したけど、そのときは「風邪」と言われて終わったの。でもその後も全然治らなくて。今回入院した病院で診てもらったら咽頭がんだって言われて。

 

まぁ、人生いろいろあるよ。僕の人生ってずっと激しいでしょ。23歳で結婚して娘が生まれ、貧乏生活から事業が成功したら一気にお金が入って派手な生活をしたけど、そこから事業が傾き15億の借金を抱えて家族も失った。去年の夏に元女房と再婚が決まって、やっと穏やかに過ごせると思った矢先、こんなことになってね。さすがにショックだけどしょうがない。やることをやるだけだね。

 

── 咽頭がんに関しては、3月末から放射線治療がスタートしているそうですね。

 

小西さん:3月末から1か月半くらいの予定と聞いてる。過去に、借金15億作ったときはうつ病になったし、あのときの苦しみも相当なものだったけど、当時のつらさとは種類が違う。

 

苦しみという意味では間違いないけど、借金はつらくてもガムシャラに働くだけ。でも、今回はここでじっと耐えるってことでしょ。自分と向き合うことが多いのよ。「動」ではなく「静」の部分で。何の試練だろう。当然、不安もあるよ。でもさ、治療はすでにはじまってるし、気持ちの上がり下がりもあるけど頑張るしかない。