すべては分け隔てなく運転を楽しんでもらいたい思いから
── そこまで、外国人を受け入れる体制を築けるのはなぜでしょうか?
米澤さん:先に挙げたビジネス面もありますが、私たち教習所の理念が「すべての運転する人の喜びと安全」だからです。日本で暮らす人たちにとって、運転できるようになることで少しでもできることを増やしてほしいからです。そのなかで成長実感を得られるよう、弊社が少しでもサポートできればと考えています。
── 「すべての運転する人の喜び」を体現すべく、運転免許取得に不安のある方への教習をサポートするための全国的な活動「つばさプラン」も導入しているそうですね。
米澤さん:日本人でも心を病む人やコミュニケーションが苦手な人に向けて、弊社は分け隔てなく、運転を楽しんでもらえたらと思い、受け入れ体制を整え、免許取得を目指します。運転能力があれば、定職に就くなど就労する際の力になりますから。運転できることが、何かのきっかけになれば嬉しいです。
そのため、指導員が発達障害や福祉・教育に関する勉強会を受け、指導にあたっています。国内のドライバー不足は喫緊の課題ですが、私たちとしては国籍やサポートが必要な人など分け隔てなく、運転を安全、かつ楽しんでもらえたらと考えています。
取材・文:西村智宏 写真:ほめちぎる教習所 伊勢