「仕事はあるか?」きれいごとではできない移住に
── 現在は、移住を考える方々へ向けた活動もされています。
大林さん:移住を考える皆さんが一番不安に思うのはやはり「仕事があるか」という点なので、移住セミナーなどに参加させていただき、市の窓口の方々への橋渡し役としても活動しています。会津若松の中心地でもシャッター街といった現実はありますが、そうした地域の過疎化も自分なりのやり方で応援していきたいですね。
私自身もそうでしたが、実際に生活するとなれば、この地域で自分に何ができるのか、何が求められているのかを考えなければなりません。心安らぐ居場所を作っていくためには、いかに会津で仕事を作ってつなげ、地盤を築いていくかが何より重要になります。

── 二拠点生活を維持していくことは、決してきれいごとだけではないと。
大林さん:今は圧倒的に東京のほうが多い仕事の比重を、将来的に半々くらいに持っていければいいなと。きれいごとではなく、自ら稼ぐ仕組みを作り、自分のやりがいが生活費にちゃんと結びつけていくことが、これからの私の人生のテーマだと思っています。
取材・文:西尾英子 写真:大林素子