ダメ患者だったからこそ病気の怖さを伝えたい

気づいたときには腎機能が大きく損なわれていた義太夫さんの体。ついに体は悲鳴を上げて、2007年からは週3回、1回5時間の人工透析が命をつなぐ欠かせない習慣に。現在も毎週のように通院を続けています。

 

「心筋梗塞のような重篤な合併症を引き起こしたり、人工透析を受けたりするようになってからでは遅いんです。今となっては、きちんと向き合っていれば…と、後悔ばかりです。でも、糖尿病になったからといって、絶望する必要はありません。しっかりと管理さえすれば、進行は抑えられますから。『完治はしない』けれど、『人生が終わるわけではない』です。失った過去は取り戻せないけれど、自分の過ちに気づき、行動に改めていけば、いつからだって自分を変えていくことはできると思うんです」

 

取材・文:齋田多恵 写真:グレート義太夫