「お客さんが驚くから」不採用40社の衝撃と、母の言葉
── さらに、社会に出ようとした矢先、新たな壁に直面したそうですね。
むろいさん:大学時代にアルバイトに応募したのですが、面接で40社ほど落ち続けたんです。カフェの面接では「お客さんがびっくりする」と右手を理由に断られ。一度は採用が決まったのに、後から「上の確認を取ったらダメになった」と覆されたときは、さすがにショックで泣きながら帰りました。社会から「必要とされていない」と言われているようで。
── 40社も断られ続ければ、普通なら心が折れてしまいます…。
むろいさん:実は、当時熱心に「推し活」をしていて、握手会に行くためにどうしてもお金が必要だったんです(笑)。だから、落ち込んでいる場合じゃない。稼がなきゃ!って。そんなとき、母の「できないことより、できることを具体的に伝えなさい」という言葉が転機になりました。