結果的には「おひとりさま、最高です」

── 板倉さんはもともとゲームや漫画などが好きなインドア派です。それが、思いっきりアウトドアのハイエースひとり旅にのめり込んでいくのはちょっと意外な気がします。

 

板倉さん:いや、むしろアウトドアだからこそハマったというのも大きいんです。僕は市街地で生まれ育ち、自然への憧れが強かったものの、自然にほとんどふれてこなかったんですよ。だから、ハイエースひとり旅でまずしたかったのが、絶景を見に行くこと。あと、子どものころにやっていた「冒険ごっこ」の延長をしたかったのもありました。そういった気持ちを胸に秘めていたから、キャンプや山登りなど、アウトドアの世界が広がっていったんだと思います。

 

ひょっとしたら、ただ大人になっただけなのかもしれません。花鳥風月に興味を持つような年齢に(笑)。

 

インパルス 板倉俊之
ひとりキャンプも趣味のひとつ「焚火は楽しくて火を眺めていると心が落ち着く」

── 結果的に「ひとり」で旅に出たというのもプラスだったのではないでしょうか?

 

板倉さん:そう思います。この絶景を見たいと自分が考えたら、思い通りに計画して、実行できますからね。仮に天気が悪くてその景色が見られなかったとしても、誰かに申し訳なさを感じる必要はないですし。

 

絶景を見に行くときは、事前にルートや立ち寄るところなどひとりでいろいろ調べます。で、当日はハイエースを運転して何時間もかけて行くわけです。そして、いよいよ念願の絶景が目の前に現われる。そのときの感動、テンションの高さたるや、ハンパないんです。自分で見たいと思って自分で計画したからこそ、味わえる満足感だと思います。最近「おひとりさま」とよく言われ、ひとり行動をマイナスにとらえる人もいるかもしれませんけど、おひとりさまは最高ですよ。