落ち込む日があることもありのまま伝えたい 

うーたん
副作用で脱毛した眉はティントで染め、つけまつげをつけている

── YouTubeでは治療や副作用について発信されていますね。

 

うーたんさん:自分の病気について「つらい経験をした」というだけで終わるのではなくて、耳下腺がんの手術での顔の麻痺のことや抗がん剤の副作用のことなど私の経験を同じように困っている方が参考にできるように活かせたらとずっと思っていました。

 

最初は、ブログなどテキストでの投稿を考えていました。でも、顔に麻痺が残ることや抗がん剤での脱毛の様子などリアルに伝えるならば動画のほうがわかりやすいと思い、抗がん剤の投与をきっかけにYouTubeで発信を始めました。

 

もともと目立つのは得意じゃないんです。それでも自分の現状を発信すべきだっていう思いが強く、葛藤しながらもやってみようかなと。最初は「最低限、誰かの役に立ったら」くらいの気持ちだったのですが、思った以上に反響をいただいてびっくりしています。

 

── 動画を拝見して、ときには涙したり、感じた不安もありのままに発信されている様子に胸を打たれました。

 

うーたんさん:基本的には、参考になる情報や明るい姿を届けたいと思っています。でも、私も完璧な人間ではないので、落ち込む日もあることも伝えたくて。いい部分だけを発信しても、同じような状況の方が「この人は強いだけだろう」「自分とは違う人間なんだ」と思ってしまうのが嫌なんです。つらい状況でも私も頑張っていることが伝わったらいいなと思っています。