副作用で髪の毛やまつ毛が抜けて
── 肺の腫瘍については、放射線治療や抗がん剤での治療を行われているそうですね。
うーたんさん:最初は、抗がん剤も放射線治療も副作用やリスクがあって生活ががらりと変わってしまうため、先生たちとしても簡単に選択したくないという方針だったんです。私の腫瘍は稀なもので、今は確実に効く薬がなく完治が難しいそうで、まずは効く可能性がある薬を探すところから始まりました。
自分の免疫に腫瘍と戦うようにうながす免疫チェックポイント阻害薬や遺伝子情報から治療法を探すがん遺伝子検査などで合う薬を探したのですが、まったくなくて。それで、結果として抗がん剤と放射線治療を受けることになりました。
放射線治療は、リスクを考えて肺に腫瘍が点在する中でいちばん大きな腫瘍だけに当てることになりました。今はその腫瘍が少しずつ小さくなっていることが確認でき、ひと安心しています。抗がん剤の治療は、約半年間入院しながら続け、現在は6クール目まで終わっています。
── 抗がん剤はさまざまな副作用がありますが、うーたんさんはいかがでしたか?
うーたんさん:キンとした耳鳴りが続いたり、爪に縞模様ができたり、免疫が下がったりといろいろありました。
なかでもつらかったのは、 やはり髪の毛やまつ毛、眉毛などの脱毛でした。小さいころから髪質がいいねと言われることが多かったので、自分の髪の毛を失うことはとても悲しかったです。
普通ならば治療で腫瘍が消え、治療後は髪の毛が戻ってくる方が多いと思うんですが、私の場合は完治が望めないため、ずっと投薬を続けていくことになります。これから一生、自分の髪の毛で生活できないかもしれないことを、どんなにつらくても受け止めなくてはいけません。でも、髪の毛が抜けるのが嫌だから治療しないことも私にはできません。治療をしないとどんどん悪くなっていくし、悲しいと言ってる場合ではないという気持ちもあります。