僕、めんどくさいですか?

── お話を伺っていて、相手の方に喜んでもらいたいから頑張るという恋愛はとても素敵だし、相手の方もうれしかったんじゃないかなと思いました。ちなみに今、恋愛はしているんですか?

 

前田さん:していないですね。好きな人もなかなか…。フレンドライクな人は男女問わずたくさんいて、ご飯も食べに行ったりするんですけど、何年も恋愛しているといえるような状況はないです。

 

ただこれって、好きの定義にもよるなと思っていて…。こんなこと言い出して、僕めんどくさいですか(笑)。「好きで好きで会いたい」っていう感情にまでなったことを好きというのか、ちょっとでも好きだと思ったらそうなるのか、迷いどころで。僕のいうフレンドライクは、気軽にご飯に誘えるような関係性のことで、人によっては「それって好きってことなんじゃないの?」「ややこしいヤツだな」なんて言われたりもするんですけど。

 

ティモンディ前田裕太
2022年、雪のゲレンデを満喫する前田さん

こんな僕を心配して、友人が一度、同じ映画好きな女性を紹介してくれたことがあるんです。それで、その方と映画を観に行ったんですけど…。観終わった後の感想や反応が僕の求めていたものと違っていたんですね。それで思わず、「あのシーンのよさを共有できないなんて…この人とは合わない」と思ってしまって。結局そのあと、連絡を取ることはありませんでした。

 

感性なんて人それぞれ違っているのが当たり前だってわかってはいるんです。今思えば、僕の感想に共感してもらうことで、自己肯定感が低い自分の背中を押してほしかったんだと思います。こういう性格を変えたいと思いながら、33年間これで生きてきたので、もうしかたないのかな…(笑)。