悔いのない相撲人生を送ってほしい

── おかみさんになっていちばんうれしかったこと、今のやりがいはどんなことでしょうか。
垣添さん:先代の入間川親方から部屋を継承したとき、(入間川)部屋にいた力士に「この部屋に馴染めません」と言われるのかなと考えたこともありました。でもみんな想像以上に普通に溶け込んでくれて。積極的に新弟子に教えてくれている姿を見たり、「部屋のために」と言って行動してくれるのは素直にうれしいです。獅司が幕内に上がって定着してくれたこともうれしいことのひとつですね。そういった意味でも部屋に関わってくださったみなさんに感謝の気持ちしかありません。
── 部屋にいるお弟子さんたちにどんなことを求めていますか。
垣添さん:もちろんこの世界に入った以上、関取になることやひとつでも上の番付を目指してほしいと思っています。その過程では勝てなかったり、怪我といった壁が立ちはだかったりと、自分が思い描くようなことばかりではないでしょう。でも、だからこそ、悔いのない相撲人生を送ってほしいと思いますし、時間を無駄にしてほしくないんです。