他人と比べ、つい自分を卑下してしまった

── 過去にはダイエットに挑んだこともあったのですか?
徳丸さん:高校生のときに1度、毎日エアロバイクを漕いで数値を細かくExcel管理するというダイエットに挑戦したことがあります。でも入力作業がめんどうで挫折してしまって。
当時は自己肯定感が低く、体型がずっとコンプレックスでした。
── たとえば、どんな場面でそう感じていたのでしょう。
徳丸さん:人と自分をつい比べて、卑下してしまうんです。中学生のころにファッション雑誌を見ていたら、友達から「そういうの見るんだ?」と言われたことがあって。悪気はなかったんだとは思いますが、当時の私は「太っていて、服も入らないくせにと思われているのかな」と受け止めてしまう。祖母が「おしゃれしなさい」としまむらに洋服を買いに連れて行ってくれても、試着室に入るのが苦痛で仕方ない。かわいい服があっても「自分には似合わない」と諦めていました。
── そんな日々に変化をもたらしたのが、「推し」である俳優・佐藤流司さんとの出会いだったそうですね。彼はマンガやゲームを原作とした「2.5次元舞台」というジャンルで、非常に高い支持を得ている俳優さんです。心惹かれたきっかけは何だったのですか?
徳丸さん:たまたま家で舞台の動画を見ていたら流司くんを知って、流司くんの演技や表現力に魅了されてから、どんどん惹かれていきました。
ただ、舞台やライブなどの映像で、画面に映っている客席の女の子たちを見ると、みんなかわいくて。「私みたいな体型の人はここにいないな」と感じたので、「私もちょっと痩せようかな」と考えてみたんです。職場で足踏みをするとか、ゆるいダイエットを始めて3キロほど痩せたんですが、もとが90キロ近くありますから、見た目はほとんど変わらない。今思えば、当時は全然、本気でダイエットしていたわけではありませんでした。