「あの大谷翔平選手が絵本を!?」話題を呼んだ作品がアメリカに次いで、日本でも発売になります。日本語翻訳版『デコピンのとくべつないちにち』で担当をつとめたポプラ社の大村さんに絵本の魅力や出版の経緯を伺いました。大谷選手が愛犬・デコピン目線で描く愛らしい世界観。特にデコピンが見せる多様な表情は必見だそうです!

大谷選手の目覚めから物語は始まる

── MLBドジャースの大谷翔平選手が愛犬・デコピンの活躍を描いた絵本『デコピンのとくべつないちにち』が発売されます。デコピンが、大谷選手によってどう描かれているのかとても楽しみです。どのような内容の絵本ですか。

 

大村さん:『デコピンのとくべつないちにち』は、開幕戦の始球式を任された大谷選手の愛犬・デコピンが主人公の絵本です。

 

『DECOY SAVES OPENING DAY(原書タイトル)』中面ページ
いきいきとした姿でデコピンが描かれている/『DECOY SAVES OPENING DAY(原書タイトル)』中面ページ

始球式当日、デコピンは、家にお気に入りのラッキーボールを忘れてしまいます。ラッキーボールがないとシーズンが始まらない!ということで、デコピンが取りに戻ろうと奮闘するお話です。デコピンの視点を通して、野球場の楽しそうな雰囲気が描かれています。

 

── 絵本の主人公が大谷選手本人ではなく、愛犬のデコピンになったこともポイントですね。

 

大村さん:そうなんです。この企画が発表された際、大谷選手は動物愛護の活動を支援したいという思いを表明されていました。そういう意味でも、デコピンが主役になることはとても意味のある設定だったと思います。ふだんは大谷選手の隣にいる相棒として注目されているデコピンですが、この絵本では主役として活躍する姿が描かれます。2024年夏に、デコピンが始球式を任されたことはいまだに記憶に新しいですね。大谷選手はもちろん、デコピンも絶大な人気がありますので、ファンにとっても嬉しい企画になったかと思います。

 

── 2024年の始球式で、ユニフォームを着たデコピンが大谷選手の指示を待って、脇目も触れずマウンドからボールをくわえて大谷選手のもとに運ぶ姿は感動しましたし、大谷選手との信頼関係も伝わってきました。世界中で大絶賛されましたね。

 

大村さん:絵本の中では開幕戦の始球式を行うことになりますので、デコピンもひときわ気合が入っていますね。ふたりの信頼関係が見て取れるシーンも描かれています。大谷選手は「デコピンは数多くの大切な時間を僕のそばで過ごしてくれています。デコピンが特別である理由を今回、物語を通して伝えることができて嬉しいです」とコメントしています。デコピンと大谷選手の関係性の描かれ方にも注目です!