体型維持のバロメーターは

瀬川瑛子
取材現場に現れたときから立ち姿が美しかった瀬川さん

── 現在78歳という年齢とは思えないほど、背筋がスラッとしていて姿勢がとてもきれいですよね。なにか秘訣はあるのでしょうか。

 

瀬川さん:うれしい、ありがとうございます(笑)。以前、外科の先生にレントゲンを撮っていただいた際、「頭から背骨まできれいに整っていますよ。あなたのような年齢の方では珍しい」とおっしゃって。それを聞いて初めて、自分の姿勢がいいのだと自覚しました。衣装のドレスは、補正のために少し硬い素材を入れたりもしているので、着ると自然と背筋が伸びるんです。

 

── 華やかなファッションを着こなす抜群のスタイルも健在です。体型維持のために心掛けていらっしゃることはありますか?

 

瀬川さん:体型チェックの目安にしているドレスがあるんです。ちょっと体重が増えたかな?と思ったときには、そのドレスを着て体型をチェックします。私にとって体型維持のバロメーターになっていますね。

 

昔は「酢大豆」を食べたり、お茶を飲んだり、いろいろダイエットをしていましたが、今は栄養バランスのいい食事と適度に体を動かすことを心掛けています。

 

──「酢大豆」というのは?

 

瀬川さん:生の大豆を炒ってお酢に浸けて、それをおやつ代わりに食べていました。味は正直あまりおいしくないんですけどね。一時期、体重が77キロくらいあって、お相撲さんのようになっちゃって。何とかしなくてはと思って始めたんです。もちろん酢大豆を食べるだけで痩せるわけではないので、運動や食事の管理も並行していました。

 

それからは、体型だけでなく美容のことも周りの方に教えていただきながら、できることを毎日続けています。年齢とともにまぶたがむくみやすくなってくるのが気になって、最近は指で軽くつまんでマッサージをしています。血行がよくなると、むくみが少し引いて目元がすっきり見えるらしいので。

 

── そうした地道な日々のケアが、健康や美容の秘訣になっているんですね。

 

瀬川さん:まだ始めて1週間くらいなんですけどね(笑)。

 

── 来年には歌手生活60周年を迎えられます。どんな思いで向き合っていらっしゃるのでしょう。

 

瀬川さん:現在59年目で、ちょうど80歳を迎えるころに60周年になります。ひとつの大きな区切りではありますが、そこで終わりというわけではなく、歌える限り舞台に立ち続けたい。これまで支えてくださったみなさんに歌でせいいっぱいのお返しができたらと思っています。

 

取材・文:西尾英子 写真:瀬川瑛子