弁護士として、私の経験が誰かのお役に立てれば
── そして昨年、3度目の挑戦で司法試験に合格されました。これからどんな弁護士として歩んでいきたいですか?
山本さん:今後は内定をいただいている事務所で、企業法務を中心に携わっていく予定です。
今の時代、法律の知識量や記憶力だけでいえば、人間はAIに到底太刀打ちできません。そんな時代に、あえて人間の弁護士として何ができるのか。そう考えたとき、成功も失敗も含めて、私が今まで経験してきたことすべてが、何かの形で誰かのお役に立てばいいなと思っています。
たとえばメディア業界では、過去のコンプライアンス問題が次々と表面化していますが、私は当時、現場にいた立場として、当時の空気感や慣習を知っています。現場の感覚を肌で知っているからこそ、伝えられること、力になれることがあるはず。そうした経験を踏まえて、伝えられることがあれば向き合っていきたいです。今後は著作権の勉強も深めながら、できることをひとつずつ積み重ねていきたいです。
取材・文:西尾英子 写真:山本モナ 撮影:矢島泰輔