「かつて私も『うるせえ、クソババア』と母に反抗した時期がありました」。そう中学時代を振り返る元サッカー女子日本代表の澤穂希さん。両親の離婚という大きな転機を経験し、現在は小学3年生の娘さんを育てる母となりました。最近、娘に訪れた「プチ反抗期」に戸惑いながらも、澤さんが見つけた「親子の距離感」とは。

娘のプチ反抗期「こんなに早いとは」と驚き

澤穂希
サッカー選手を引退して今年で11年目になる澤さん

── 2015年8月に辻上裕章さん(現・福島ユナイテッドFC副社長)と結婚した後、同年12月にサッカーの現役を引退。2017年1月に出産した娘さんは現在、小学3年生になりました。娘さんを出産されたときの様子を、改めて教えていただけますか?

 

澤さん:今までの人生でいちばんうれしい出来事でした。わが子に出会えたことは奇跡ですし、自分の命以上に大切な存在に初めて出会えました。今は小学3年生になり、プチ反抗期で生意気だな…と思うこともありますが、それ以上にかわいいです。とにかく無事に生まれてきてくれて、今も元気に成長してくれてよかったなと思っています。

 

── 今は子育て真っ最中だと思います。平日はどのように過ごすことが多いですか?

 

澤さん:仙台で暮らしているのですが、夫は平日は仕事で福島にいるので、平日は娘と2人の生活です。朝はだいたい5時半くらいに起きて洗濯機を回し、朝ご飯を作って、子どもを着替えさせたり髪の毛を結んであげたりして、水筒を持たせて学校に送り出します。そこから自分の時間になるので、走りに行ったり、トレーニングをしたり、午前中に仕事があれば仕事をするとか、事務作業とか、いろいろやっています。

 

── 子育てで大事にしていることはありますか?

 

澤さん:挨拶でしょうか。「おはようございます」「ごめんなさい」は、私に言われなくてもきちんと言えるようになったし、「ありがとうございます」は私がお店で買い物する際に言っているのを見て自然と覚えていったようです。挨拶できなくて恥をかくのは子どもだから、そこは厳しく教えてきたつもりです。娘は外面よし子ちゃんだから、今では親がびっくりするくらい、挨拶はちゃんとしていると思います(笑)。

 

── 夫婦で子育てに関する方針や考え方の相違などはありますか?

 

澤さん:夫が平日にいないこともあって、子育ては私にだいたい任せてくれますね。ただ、夫婦でアスリートをやっていたこともあり、「やると決めたことはやる」「約束したことは守る」というのは夫婦共に子育てで大切にしています。

 

時間管理も本人に委ねていて、学校から帰宅して何時まで遊ぶとか、何時から宿題をやるとか、ぜんぶ自分で決めさせています。そのためにも、朝などは学校に行く時間から逆算して動くように伝えていますね。

 

ただ、約束した時間を過ぎてもダラダラしていることはやっぱりあって。その姿に私がつい口を出してしまうので、娘から「うるさいな。今やろうと思ったのに」と言われることも。プチ反抗期なんですかね。反抗期も成長のひとつかなと思ってはいるし、まだまだかわいいものなんですけど。ただ、こんなに早くくるとは思ってなかったですね。