夫婦円満の秘訣は「ユーモアを持つこと」

── 今年、結婚10年目を迎えられますが、夫婦円満の秘訣について教えてください。

 

瑠美さん:夫はちょっとおちゃめなところがあって。洗濯物がトン、トン、と、「この場所を通って行ったんだな」とわかるように置かれていることがあるのですが、私はそれをトトロって呼んでいるんです。ジブリ映画『となりのトトロ』で、小さいトトロが持っていたどんぐりを落としていくシーンのように見えるんです(笑)。

 

── 小さいトトロがメイちゃんに追いかけられて、どんぐりを落としながら逃げていくシーンですね!

 

瑠美さん:いい大人が部屋のなかに洗濯物を脱ぎ捨てているのをよく思わない方もいると思います。でもこういう場面も「かわいらしいな」と思ったらケンカになることもないですし、これも夫のユニークな個性と思うと毎日が楽しいですよね。普段の生活のなかでユーモアを持つことを大事にしていて、それは心の余裕にも繋がると思っています。

 

── 同じことが起きていても、どう捉えるかでまったく違ってきますね。

 

瑠美さん:夫婦といえど、もともとはまったく別の人間で、自分の思った通りになることはありませんし、相手に過度に期待をしすぎてはいけないと思っています。親しき仲にも礼儀ありと言いますが、お互いを認め合って尊重し合う精神が必要なのかなと。

 

何か「悪かったな」と思うことがあればそこはすぐに「ごめんね」と謝って、そこで終わりです。子どものころのような素直な気持ちでいることも大切ですね。ケンカをしたまま冷戦状態を続けるとか、カリカリしたまま歳を重ねるのはいやじゃないですか。子どもが巣立ったあと、おじいちゃん、おばあちゃんになっても仲よく手を繋いでいられるように、これからもお互いに意識して楽しく過ごしたいですね。

 

取材・文/内橋明日香 写真提供/菊池瑠美