離婚後は喪失感からひきこもり状態に
── 舞台を降板するほど揉めるとは…。そんな壮絶な話し合いの末に離婚が成立したわけですが、その後、しゅはまさんはひきこもり状態になってしまったそうですね。
しゅはまさん:そうなんです。1年近くは自由を満喫していたのですが、彼は私が友人と遊ぶのも嫌がるタイプだったこともあり、彼とつき合っていた10年間で友人づきあいもすごく減っていたことに気づいて。突然、ずっと隣にいた人がいなくなって、とうとうひとりになっちゃった、という喪失感がものすごかったんです。
── ひきこもり中はどのような生活だったんですか?
しゅはまさん:誰とも連絡を取らず、メールもあまり返さなくなったら、誰からも連絡が来なくなって。ネットスーパーで食料を買って、ネットレンタルでDVDを借りまくって、一日じゅうひたすら家で映画やドラマを観て、寝るだけの生活を続けました。お風呂も半年で2回くらいしか入っていなかったと思います。
── それはかなり強烈な引きこもりですね…。
しゅはまさん:そうですね。そもそも彼とつき合うようになって、以前よりも余計に自分の言いたいことがうまく伝えられなくなってしまっていたので、人と話すのがストレスで。失言しないように気をつかいながら人と話すから、すごく疲弊していたんです。なので、ひきこもり中は「人としゃべらなくていいって、こんなにラクなんだ。このまま誰ともつき合わないで生きていけるなら、私、全然へっちゃらかも」なんて思っていたほどでした。