3か月間の入院、薬を飲むたびに熱が出て

── 診断された当時は25歳でしたが、免疫力が落ちている自覚はありましたか?
JOYさん:ありましたね。当時はギャル男としていろんな番組に呼ばれて、すごく忙しい時期だったんです。睡眠時間もかなり短かったし、運動もできずに三食ロケ弁という日常でした。もちろん、ロケ弁当自体が悪いわけではありません。ただ、僕の場合は栄養を完全に無視して、食べたいお弁当だけを食べ続けていました。忙しいうえに、睡眠・運動・栄養不足。それで免疫が下がっていたんだと思います。
── 結核と診断されてどうなりましたか?
JOYさん:空気感染するので、診断後はすぐに隔離されて入院となりました。普通は薬を飲んで1か月くらいで治るそうなのですが、僕の場合は症状が進行していたので3か月間入院しました。入院中は結核の薬を飲んでいたのですが、その薬の副作用で発熱が続き、薬を飲むたびに38度の熱が出ていました。とにかく苦しかったことを覚えています。
仕事の不安を感じないほど、体も心もつらかった

── 薬の副作用も出たのですね。
JOYさん:はい。入院している最中に、東日本大震災が起き、心がさらに不調になっていきました。自分の体もしんどいなかで、テレビをつけると想像を絶するつらいニュースが流れてきます。当時は、精神的に弱り果てていましたね。芸能人の方が病気になると「このまま忘れられちゃうんじゃないか」と仕事の心配が出てくると言いますが、僕の場合はそのようなことを考える余裕すらありませんでした。体調の面でも気持ちの面でも、とことん弱っていきました。
── その後、どうなったのでしょうか。
JOYさん:長期入院をしたため、多くの仕事がなくなっていきました。結核菌が感染しない数値まで収まって退院したのですが、人にうつさない数値になっただけで、完治したわけではありません。なので、退院後も半年は薬を飲み続けていました。薬を飲んでいる間は副作用の発熱症状が出ます。せっかく復帰してお仕事を再開したのに、副作用の発熱で常にフラフラな状態でパフォーマンスも上がらず…。もどかしい思いを何度もしました。
── 退院しても万全な状態ではなかったのですね。
JOYさん:そうですね。ただ、もどかしい思いをしつつも、仕事が減って安心している自分がいました。今までは自分の体の異変に気づかないほど働いていたことに気づいたんです。このタイミングで睡眠時間や食事内容、運動習慣を見直そうと思いました。仕事は減ってしまったのですが、健康の大切さに気づくいいきっかけだったと思っています。
それ以降は仕事とプライベートのバランスを意識するようになりました。今では、食事もできるだけ体にいいものを摂るように日々意識しています。昔は栄養を考えずに食事をしていたのに、調味料にも気をつかうようになりましたね。時間を作って、運動習慣も持つようにしています。