「師走の中の暖かい日にラムとレンコンのクミン春巻き」

材料 6本分(調理時間:25分)

  • ラム…200g

  • レンコン…60g

  • 玉ねぎ…1/4個

  • 春巻きの皮…6枚

  • 揚げ油…適量

  • レモン…適量

 

<A>

  • にんにく…1かけ(すりおろし)

  • ごま…小さじ2

  • クミンシード…小さじ1と1/2

  • ごま油…小さじ2

  • しょうゆ…小さじ1

  • 塩…小さじ1/2

  • 白こしょう…少々

  • 一味唐辛子…少々

作り方

①ラムは1cm角の棒状に切る。レンコンは小さめのひとくち大になるようにくし切りにする。玉ねぎは粗みじん切りする。

②ボウルに❶と<A>を入れて混ぜる。

③春巻きの皮で❷を包み、小麦粉と水1:2の割合で溶いた糊適量をつけてしっかり留め、170℃の油で3~4分揚げる。レモンを搾っていただく。

 

 

気がつけば2020年から5年間もお世話になっていたCHANTOさん。読者のみなさまには本当に長い間、レシピを読んで、作っていただきありがとうございました。


ささやかなながら、料理のコツを最後にひとつプレゼントして、感謝の気持ちに代えてさせていただければと思います。

僕は常々、食べるまでのすべて工程がおいしそうかを考えて、料理を作ります。


レタスがおいしそうに洗えたか、大根はおいしそうに切れたか、お肉はおいしそうに焼けたか?


そうやって作った料理は、美味しくなると思います。忙しい毎日に、ほんの少しだけ、おいしそうな瞬間に時間をかけて、料理を楽しんでもらえたらと思います。


とはいえ、仕事や、子育て、親の介護、ペットのお世話、毎日を駆け抜けているみなさまですから、そちらが優先。

 

「おいしそうにできたかな」は、たまにでいいと思います。それでもおいしくなりますから。それではみなさまの毎日が、どうかおいしいものに囲まれますように。


今まで本当にありがとうございました。

 

 

今回で山田英季さんの料理連載『台所物語』は最終回となります。長い間ご愛読いただき、ありがとうございました!

 

料理製作・文・写真/山田英季 構成/松崎愛香