「ごはんと旅は人をつなぐ。」をテーマに、おいしいごはんや素敵な旅を通じて、人と人を繋ぐ。そんな活動をしている料理家・ダーダこと山田英季さんによる、連載エッセイ。山田さんの「今これが食べたい」を、作っているときの熱量も一緒にお届けします。今回ご紹介いただくのは、冬のビールをおいしくする「師走の中の暖かい日にラムとレンコンのクミン春巻き」。
#46 師走の中の暖かい日にラムとレンコンのクミン春巻き

外に出て風にあたると「そろそろ年末だなー」なんて、言葉が頭をよぎる。それでも日中はまだ暖かい日もある。そんな日を見つけては昼を過ぎて太陽が少し傾き始めたころに、春巻きを作って、ビールを飲む。
さて今回は、ラムとレンコンのクミン春巻きを紹介する。
まずはレンコンを小さめのひとくち大になるようにくし切りして、玉ねぎは、粗くみじん切りにする。

ラム肉は棒状になるように切っておく。

ボウルにラム肉、レンコン、玉ねぎ、ニンニクと調味料を入れて、揉みこむように混ぜ、春巻きの具を作る。
レンコンは、春巻きの皮を破ってしまうこともありますが、入れておくと食感が変わってとてもおいしい。

春巻きの皮に具を乗せて巻き込み、最後を小麦粉と水で作った糊をつけてしっかり留める。

揚げ油を用意して、春巻きを入れて、上下を返しながら、4~5分ほど揚げる。

揚げたては、自分で作ったご褒美、包丁を入れて火の通りを確認したら、味見、味見。
カリカリの衣にラムの肉汁が溢れる。クミンやごまの香りが、口の中で異国感を作るのだ。ラムとクミンの相性って、なんでこんなに良いのだろう。ぜひ、お試しください。
12月の台所三箇条
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暖かい日を見つけて、春巻きとビール
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ラムにはクミン!
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春巻きには蓮根を