「ママが1番、子どもが2番」で家族全体が幸せに

── たしかに、ちょっと懐かしさを感じました(笑)。現在は3人のパパでいらっしゃる若井さんですが、子育てで大切にされていることはありますか?
若井さん:いちばんにママのことを大切にするということです。「奥さんが1番、子どもたちが2番」と勝手に順位をつけてます。ママが幸せだと子どもたちにもそれが伝わって家族全体が幸せになると思うんです。パパがママを大事にしている姿を見せることを大切にしています。
実際、子どもを3人も連続で産んでくれたことに対して、奥さんにはものすごく感謝しています。3年連続お腹も大きかったわけですから、頭が下がります。なので、奥さんがどんなにイライラして僕に当たっても絶対に怒らない。受け止められるよう心がけています。
── 素敵ですね。それにしても年子で男の子3人の子育ては大変そうですね。
若井さん:奥さんも働いていますし、僕も朝ごはんを作ったり、寝かしつけやお風呂に入れたりしています。2歳児はイヤイヤ期ですし、3歳児はテレビをゆすったり、寝転がって壁を足でガタガタ鳴らしたり、危なっかしいことや騒がしいこともたくさんあって。ダメなことをダメと何度言ってもすぐやるし、言ったところで理解してないことも多いんですけど、腹も立たないというか。かわいいが勝っていて、どんなに子どもが言うこと聞かなくても、しんどくても、かわいさのほうが断然勝つ。50代だからこそ、子育てを俯瞰して見ることができてるだけかもしれないですけど。
あと、僕は幼少期から母親をはじめとする家族から虐待を受けて育った過去があるので、「虐待された経験がある人は自分の子どもに対して100パーセント虐待する」と専門家に言われたことがあったんです。その言葉が忘れられなくて、だからじゃないけど、自分はそうならないという思いもあって、子どもに対しては絶対に怒らないようにしています。