息子たちは父を「ガンダムの人」だと

── 優しいパパで、きっと息子さんたちはパパっ子なのではないでしょうか?

 

若井さん:長男と次男は当初は「パパがいい!」と言ってましたけど、最近は「お母さんがいい!」と言うようになったんです。自分がかつて、お母さんを好きになることができなかったので、子どもたちのその言葉がいちばんうれしいですね。息子たちにはお母さんを大事にしてほしいので。

 

── 息子さんたちもガンダムが好きですか?

 

若井さん:それがガンダムにはまだ興味がないようですね。長男は「観たい観たい!」と言うから映像を見せるのですが、すぐに飽きてしまう感じで。まだ早いのかなと。家の中に高さ150㎝のガンプラを飾っていたり、日常の中にたくさんガンダムがあるので、ガンダムの存在についてはわかってはいるみたいです。どこかでガンダムを見ると「あ、パパが好きなやつだ」と言います。

 

── 息子さんはパパが芸人さんで、アムロ・レイのモノマネをしていることはご存じですか?「パパ、ガンダムやって!」とか言われたりしますか?

 

若井さん:それはないですけど、アニメのアムロを見て「あ、パパだ」と言います(笑)。あと、僕のことをガンダムの関係者だと思ってますね。なので芸人ということは理解してないようですけど、「ガンダムの人」という認識があるようです。

 

── お子さんもこれからどんどん大きくなっていきますが、こんな家庭を築いていきたいなという思いはありますか?

 

若井さん:まず夫婦が仲よくいること。そんな仲のいいところを子どもたちに見てもらって、兄弟3人が女性に優しくできる子に育ってくれたらなと。僕がお手本じゃないけど、日々の生活のなかで奥さんに優しくして伝えていきたいですね。愛情表現も日ごろから奥さんに伝えるようにしたり、甘いものを買ってきて疲れをねぎらったりとかそういう小さなこととかですけど。

 

実際、子どもたちにも伝わってくれてるかなと思うことがありました。奥さんが疲れているときに肩を揉んであげていると、子どもたちも「ぼくもやるー!」と手伝ってくれたり。クリスマスや母の日なども、子どもたちと一緒に奥さんを喜ばせることを考えたり。それが楽しいんですよね。

 

子どもたちが育っていく姿を見守りたいので、今思うのはとにかく健康です。1歳の子が20歳になるまでは「元気で生きよう!」がいちばんの目標です。

 

取材・文/加藤文惠 画像提供/若井おさむ