4度の結婚・離婚を経験しながら、4人の子どもに恵まれたMALIA.さん。「すべて自分にとっては必要な経験でした」と語るいっぽう、結婚当時の自分の考え方には、振り返ってみて思うこともあるそうで── 。
4度の結婚と離婚「今となって思うのは」

── MALIA.さんは、19歳で初めて結婚され、お子さんに恵まれたのち、今まで4回の結婚と離婚を経験されてきました。今までの人生を振り返って紆余曲折あったかと思いますが、まず、結婚してよかったと思うことはどんなことですか?
MALIA.さん:子どもを4人授かれたことは、大きな喜びですね。今は長男が23歳、次男が21歳、長女は19歳、三男は7歳です。上の3人の子どもたちは自立して結婚したり、ひとり暮らしをしていますが、今でも子どもたちと過ごす時間は何にも替えがたい時間だし、子どもたちの成長を感じる瞬間は、感慨深いなって思いますね。
── 今まで、どんなふうに結婚を決めてきましたか?
MALIA.さん:4回の結婚すべて、相手からのプロポーズを受ける形で結婚しました。1回目の結婚で子どもを産んでいたので、その後の結婚も子連れでの結婚になりました。結婚に迷いはなかったし、相手も私の子どもを受け入れてくれて、みんなで家族になる覚悟で一緒になってくれたんじゃないかな、と思っています。
── しかし、結果的に離婚を選択することに。
MALIA.さん: 10代からモデルとしてたくさんのお仕事をいただいてきて、お金も時間も自由に使ってきましたが、結婚して子どもが産まれると、生活がガラッと変わりますよね。好きで結婚した相手でも、今まで見えなかったものが見えてしまったり、ささいなことが気になったり。結婚に対して自分の覚悟が甘かったと思うし、相手が私を幸せにしてくれるものだと思い込んでいた。その後の結婚も、自分と相手で大きな価値観のズレが受け入れられないとか、日常の小さな歪みが重なってしまったなって思います。
── 結婚してから知ることは多々あるかと思います。
MALIA.さん:そうですね。たとえばワンオペ育児で奮闘していたころは、相手が子育てより自分の自由を優先しようとするとケンカになったし、相手に対する期待が強かったですね。
あと、金銭感覚のズレも気になりました。スーパーで何か買うときは「なんでこんなモノにお金を使うの?」「どうしてこれくらいの買い物で文句を言うの?」と合わないことがあって、だんだん心の距離ができてしまうというか。今となっては、結婚する前にお互いの価値観についてもっと話し合うべきだったなって思います。