周囲の力を借りながら8歳の娘さんの育てているという平井理央さん。娘の宿題中は「親子のふれあいの時間」と考えられるようになるまでには紆余曲折あったそうで──。
家族やママ友の力を借りて
── フジテレビでアナウンサーとして活躍したあと、フリーに転職され、現在はフジテレビ時代の同期とともに美と健康をサポートするチョコレートブランドの代表をつとめています。仕事をしながら8歳の娘さんを育てていますが、育児で協力してくれる人は周りにいますか。
平井さん:両親と姉には多大なるサポートをしてもらっています。特に母は私が忙しそうなときに食事を作りに来てくれたり、溜まっていた洗濯物を片づけてくれたりして本当に助かっています。

姉の娘とうちの娘が同級生で、生まれたときからずっと一緒で双子の姉妹のような親友のような感じで育っています。姉のところに娘を預けたり、姉の娘がうちに泊まりにきたりと、お互いに助け合っています。
── 娘さんにとってはいとこが同級生とは楽しそうですね。
平井さん:私が娘を出産した4か月後に姉が姪っ子を産んだので、4か月ほど私が先輩ママになりました。出産や育児に関して、姉からものすごくいろんなことを聞かれて、人生で初めて姉の役に立ったと思えて。しっかり者の姉なので「まさか私のほうが姉より知っていることがあるなんて!」と誇らしく思えました。子育てグッズはすぐに進化していくのですが、4か月差だったのでそこまで古い情報にならずにおすすめのグッズもシェアできました。
── ママ友とも仲がいいそうですね。
平井さん:ママ友は本当にありがたい存在です。学校が平日休みのときに仕事が入ってしまい、「どうしよう」と思っていたことがありました。ママ友から「この日にディズニーランド行かない?」と誘われたのですが、仕事があってまたの機会にとお返事したら「娘さんだけでよかったら一緒に連れて行きますよ」と。「神ですか!?」と思いました。ありがたく連れて行ってもらい、本当に助かりました。
娘はお友達と仲がよく、何人も連れてきてうちでお泊まり会をすることも。一緒に遊んでいて、翌日が休みだとみんな帰りがたくなってしまって。そのあと夕飯を一緒に食べると、もうちょっと一緒にいたいとなってそのまま、ですね。うちはいつでもきていいよという感じで、最近もお泊まり会を開催しました。娘のお友達の成長も見られて、「お風呂のあとにもう髪の毛を乾かしてあげなくてよくなったんだ」などと感慨深いです。
── 何人も泊まるとなると食事の用意が大変そうです。
平井さん:本当に申し訳ないのですが、うちは本当にお構いしていないんです。パスタをゆでてレトルトソースをかけ、スーパーで売っているピザを焼きなおし、野菜がたりないのでそれにトマトをつけたらいちおう整ったかなと。朝は海苔パンチを使って、おにぎりに海苔でかわいいお顔を作って出したら、まだそれでテンション上がってくれるお年ごろなので助かります。それに卵焼きとソーセージと野菜を添えるだけです。こんな緩い振る舞いでぜんぜん頑張っていないのですが、「これでもよかったらいつでもきていいよ」と言っています。
── おにぎりにお顔が!きっと娘さんのお友達もうれしいですね。娘さんがお友達の家にお泊まりすることはありますか。
平井さん:娘はほかの場所で寝るのがあまり得意ではないので、お泊まりに行くことは少ないのですが、以前、お友達の家に泊まったときは、「今日はゆっくりお風呂に入れる」と思ったものの、やっぱりいつでも出動できる体制はとっていました。いつでもお迎えのスタンバイをしている感じです。娘たちが朝早く起きたとしても対応できるよう目覚ましをセットして寝ますし、まだまだゆっくりできるという気持ちにはなれず、やっぱり心配のほうが大きいです。