お笑いコンビ・エレガント人生として、SNSを中心に人気を博している山井祥子さん。今年9月21日に開催した単独ライブで、相方の中込悠さんとの結婚を発表しました。たくさんの祝福に包まれたふたりですが、なんと「交際0日」での入籍だったそうで ──。

「死ぬまで友達でいるだろうな」とは思っていた

── まずは、お笑いコンビ・エレガント人生を結成した経緯を教えてください。はじめはトリオだったそうですね。

 

山井祥子
2024年2月、山井さん30歳の誕生日のときの1枚(中込さん撮影)

山井さん:はい。2019年4月にトリオとして結成しました。コロナ禍のころにもう1人いたトリオの相方から「別の形で活動したい」という申し出があって、私と悠ちゃんの2人でやることになりました。

 

── その当時、中込さんとの関係性はいかがでしたか?

 

山井さん:悠ちゃんとはもともと同期ということもあり、トリオを組む前からすごく仲がよくて。お互いお酒が好きなので、友達としてよく飲みに行っていました。コンビになってからは仕事についてのアツい話をするようになって、より絆が深まったと思います。トリオのころは3人での話し合いだったのが、2人になったら1対1になるので、相手への向き合い方が変わったというか。

 

──「アツい話」とは、どんな内容だったのですか。

 

山井さん:当時は仕事がまったくうまくいっていなかったので、あえてポジティブな言葉をふたりで言い合っていましたね。「絶対、大丈夫だよ」「頑張ろうね!」みたいな。くだらない話もするんですが、それ以上に「これからどうなりたい」とか「どういう仕事がしたい」とか、明るい未来の話をたくさんしていました。ネガティブなことを口にすると本当にどんどん落ち込んでしまうので、自然とポジティブな会話になっていました。

 

── 素敵な時間ですね。そんな会話のなかで、ふと「結婚」というワードが出たことがあったと伺いました。

 

山井さん:はい。たしか今から5、6年前だったと思います。ただ、真剣に話したわけではなくて「そういうのもアリかもね」くらいの感じです(笑)。だから恋愛感情はなかったし、悠ちゃんと結婚したいと前から思っていたわけではないんです。でも、友達だった時期から「もしもお互いがいつかほかの人と結婚しても、死ぬまで友達でいるだろうな」とは思っていました。これといった理由やエピソードがあるわけではないのですが…初めて2人で飲みに行ったときに、直観的にそう思ったんですよね。

 

── 恋愛感情や友情を超越した関係なのかもしれませんね。そうした仲のよさから、ネット上では「交際説」がささやかれることがありました。

 

山井さん:そうですね(笑)。でも、そういうふうに思われるのは当然だと思います。2人で飲みに行ったり遊びに行ったりしていたし、以前は仕事部屋に私が通っていましたが、今年の1月からは同じ家でルームシェアという形で生活していましたし…。もちろん、交際は明確に否定しますけど(笑)。