30代から体調不良「そんな賭けに出ていいの?」

── 30歳になってから、佐々木さんの体調がすぐれなかったことも妊娠に踏み切れなかった理由だったそうですね。

 

佐々木さん:以前から生理前の体調不良でPMS(月経前症候群)とPMDD(月経前不快気分障害)の薬を飲んだりしていましたが、30代に入ってから症状が悪化して「こんなに体調悪くなるか?」ってくらいひどいときがたびたびあって。子どものことを考える余裕がなかったというのはあります。

 

季節の変わり目とかにも体調を崩すし、ホルモンバランスが乱れていて「こんな状態で子どもを育てていけるわけがない」と思ってしまって…怖かったんです。自分に子育てできるキャパがないってすごく悩みました。

 

出産経験のある友達には「出産してホルモンバランスが整う可能性もあるよ」と言われたんですけど、「でもそれって産んでみないとわからない。そんな賭けに出ていいのか?」と、それにも悩みました。

 

── お子さんが生まれてみて、出産前の育児への不安はなくなりましたか?

 

佐々木さん:生まれてみると、結果的になんとかなっています!育児は待ってくれませんし、やらなきゃいけないことがいっぱいあるし、体調が悪かろうがよかろうが明日はやってくるから、やるしかない。悩みを言っている暇もなく、自分の体調なんて構ってられないです。

 

ふたり目のことも聞かれますが、うちには犬もいるので、息子と愛犬にめいっぱい愛情を注いでいきたいと思っています。