現在「恋愛マスター」として結婚相談所を運営している芸人・くじらさんと妻でブロガーの佐々木かいさんの間に今年の2月、待望の第1子が誕生しました。13歳年上の夫と結婚8年目にして子ども授かりたいと思うまでには、さまざまな葛藤があったそうです。

夫の言葉が最後に大きく背中を押した

佐々木かい
旅行でわんこそばを食べに

── 現在、結婚9年目のおふたり。2月に第1子が誕生しましたが、結婚8年目にして子どもをつくろうと思った理由を教えてください。

 

佐々木さん:私はもともと子どもをつくることに積極的ではなかったんです。というのも育てられる自信がなくて。でもくじらさんはほしかったみたいで、結婚当初から子どもについては話してはいました。でも、犬を飼っていましたし、コロナ禍もあって、あまり具体的に進みませんでした。

 

くじらさんは私の13歳年上なんです。50歳が目前に迫り、年齢的に子どもをもうけるタイムリミットだと次第に思うようになったみたいで。私も子どもを持たない人生の選択でいいのかすごく悩んでいたので、出産する1年半くらい前から毎日のように子どもの話をするようになりました。

 

「無責任に産めないな」という気持ちが強かった私の腹が決まるまで、くじらさんは話し合いにとことんつき合ってくれました。産むにせよ産まないにせよ「これだけ話し合ったことだから後悔ないよね」と言うところまで話し合いたくて。くじらさんは最初からずっとブレずに、「俺はかいとの子どもがほしいと思ってる」と言ってくれていました。自信が持てない私に、「かいがムリなら俺が育てるから大丈夫だよ」って言ってくれた言葉が最後に大きく背中を押してくれましたね。

 

それを聞けて「最悪、私がムリになったとしても、この子は何があっても彼が育ててくれるだろうな」と。もちろんそんなことにはしないという覚悟が私にもありましたが、私がいようがいまいが、彼が育ててくれるという安心感が、心配性の私にはすごく刺さりました。

 

── さすが「恋愛マスター」の名に恥じない、相手のことを思いやった発言ですね。

 

佐々木さん:結果として生まれてきた息子が本当にかわいくて。こんなに赤ちゃんがかわいいって知らなかったです。育児は大変ですが、かわいいから頑張れています。子育てはみなさんにも助けてもらっていますが、子どもがほしいとブレずに言ってくれていたくじらさんには、息子と出会わせてくれたことに感謝をしていますね。