氷を食べたい原因は「貧血」

大家志津香
ビールが大好きな大家さん

── ご自身が「氷食症」であるということは、いつわかったのですか?

 

大家さん:AKB48として活動をしていた24歳のころから、貧血で倒れることが増えたんです。ミュージックビデオの撮影中に血の気が引いて動けなくなってしまったり、自宅のお風呂の脱衣所で倒れてしまったり。それで病院で診てもらい検査をしたところ、「体内の血液が薄く、貧血状態です。毎日踊っているのが不思議なくらいですよ」と言われました。

 

── 貧血と氷食症にはなにか関係があるのですか?

 

大家さん:くわしいメカニズムはわかっていないそうですが、貧血気味、つまり鉄分不足の人のなかには、氷をたくさん食べると気持ちが落ち着く場合があるそうです。氷食症の原因には鉄分不足やストレスなどがあるらしいのですが、貧血もひとつのサインにもなっているとのこと。言われてみれば健康診断を受けるたびに、貧血の指摘を受けていたんですよね。

 

── では大家さんも貧血が原因で、氷をたくさん食べていたんですね。

 

大家さん:そうだったみたいです。まさか貧血と氷を食べることが関係あるとは思いもしませんでした。それがわかってからは病院で鉄剤を処方してもらうようになったのですが、そのおかげで今ではそこまで氷を食べたいとは思わないです。

 

氷食症以外にも実は「むずむず脚症候群」に小さいことから悩まされていました。夜寝るときに脚がむずむずしてしまい、1分に1回寝返りをうたないと気持ち悪くて眠ることができない。症状は毎日あるわけではないのですが、むずむずが始まると寝られず寝不足になるのがかなりつらかったですね。実はこれにも鉄分不足が関係していたようで、鉄剤を処方してもらってから症状も落ち着きました。