2014年に結婚し、2017年に第一子を出産した元テレビ東京の松丸友紀さん。現在はフリーアナウンサーとして仕事に子育てに活躍していますが、産後から5年ほど尿もれに悩み、仕事に集中できなかった時期があったそうで ── 。(全2回中の1回)
「よし、やろう!」と仕事で力んだ瞬間に

── 2017年に第一子を出産された松丸さんですが、産後は尿漏れや急な尿意に悩むようになったそうですね。いつごろから尿漏れが気になりましたか?
松丸さん:子どもが走り回るようになった2歳ごろですかね。子どもを追いかけたり、一緒にトランポリンを跳んだりしたときに漏れるようになりました。最初は「一時的なものかな?」と軽く考えていたのですが、頻繁なので悩むように。尿漏れしている自分を認めたくなくて、尿漏れパッドではなく生理用の布ナプキンを使っていたのですが、一度にドッと漏れるほどでした。
そのうち、尿意を突然、強く感じるようになって…。尿意を少し感じたと思ったら、数分後には激しい尿意に変わり、道端でしゃがみ込んでしまうことがあったんです。
── それまで尿のトラブルはなかったのでしょうか。
松丸さん:出産前はまったくありませんでした。自慢じゃないですけれど、出産前はトイレに行く回数が人より極端に少なかったんです。朝8時にトイレに行ったら、夕方までトイレに行かなかったということが少なくありませんでした。番組収録中は自由にトイレに行けないので、「自分は膀胱が大きくてたくさん溜められるのかな?ラッキー」ぐらいにしか思わなかったです。尿で悩むのはもっと高齢になってからだと思っていたので、まさか自分がこの年で悩むようになるとは思ってもみなかったです。
尿漏れする前、産後半年くらいで膀胱炎になったことがあって。子どもをベビーカーに乗せて散歩するのが日課になったある日、尿意をすこし感じて、朝からトイレに行っていないことに気づきました。でも、外出中に子連れでトイレに入ることにハードルを感じて、家に着くまで我慢することにしたんです。しばらくすると、下腹部に急に激痛が走って…。病院に行ったら膀胱炎と診断されました。今までのように我慢がきかないんだなと、体の変化を感じたできごとでした。
── 尿漏れはどのくらいの期間、悩まれたのでしょうか。また、育休を経て仕事に復帰されていますが、仕事中はどんな対策をしていましたか。
松丸さん:尿漏れのことが常に気になっていたのは育休を経て仕事に復帰した後、5年くらいですね。仕事に次第に集中できなくなってしまいました。バラエティ番組では、体を張る仕事も多いんです(笑)。「よし、やろう!」と力んだときに漏れてしまうことも。飛び跳ねるなど、激しく動く仕事のときは尿漏れの心配で頭がいっぱいでした。テレビ東京を退社してフリーランスになってからも、勝負に負けたら電気イスに座るという企画が生放送であり、心配で生理用ナプキンをつけて挑みました。