大学生のころから白髪が生え始め、長年コンプレックスを抱えていたゆうゆう(@yu___ko.831)さん。20代から白髪染めをずっと続けてきましたが、41歳のときに大きな決断をくだします。
「白髪はマイナス」見た目への消えない渇望感

── グレイヘアが素敵なゆうゆうさんですが、20代のころから白髪に悩まれていたそうですね。
ゆうゆうさん:高校生までは白髪はまったくなかったのですが、大学生のころからポツポツと生え始めました。大学時代に友達と一緒に歩いていて「白髪が結構あるね」と言われてとてもショックだったのを覚えています。当時生えていたのは10本ほどであまり気にしていなかったのですが、その言葉をきっかけに「人から指摘されるくらいなんだ」と気になり始め、25歳ごろに白髪染めのために美容院に通い始めました。
最初は2か月に1回、30代に入ってからは2週間に1回、美容院に通っていました。その後、結婚して専業主婦になってからは節約も意識するようになり、市販の白髪染めを使って自分で伸びてきた根元の部分をリタッチするようになりました。
── 美容院に行くにしても自分で染めるにしても、2週間に1回という頻度は大変そうです…。
ゆうゆうさん:めんどくさがりなので苦痛でたまらなかったです。それでもその頻度で染め続けるくらい、白髪を隠したいという気持ちが強かったんです。人と違って見られるのが嫌だし、老けて見られたくないとも思っていました。でも、染めた直後は「普通になれた」とテンションが上がるんですが、1週間ほど経って白髪が伸びてくると「また伸びてきた」と自己肯定感がガクッと下がるんです。その気持ちのアップダウンが激しくてしんどかったですね。
── そうした悩みを周りの方に相談していましたか?
ゆうゆうさん:20代のころは、みんな白髪で悩むような年代ではなかったので友達には話していませんでした。ただ、遺伝なのか姉も若いころから白髪があり、私と同じように気にして染めていたので姉とはときどき話していたような気がします。
白髪染めをしているころは、自分の外見に渇望感のような満たされない気持ちがありました。白髪がある自分は黒い髪だけの人よりもマイナスなんだから、ほかのところでポイントを稼がなきゃと思っていたんです。もともとおしゃれやヘアアレンジが好きなんですが単純に好きという以外に、「ファッションやヘアスタイルをおしゃれにして、マイナスポイントをリカバリーしなくては」という意識がどこかにありました。