片づけが大の苦手だという、自称「ズボラ主婦」のゆん(@yun_home_gsm)さん。夫婦ふたりとも買い物好きでものが多かった家に、出産で子ども用品がさらに増えていき家は散乱するばかり…。しかし新居への引っ越しを機に一大決心をしたことで、汚部屋に劇的な変化が!

子どもが積み重なったものの山を飛び越えていく

服やバッグがあふれてしまらないクローゼット

── ゆんさんは、ものがあふれかえった汚部屋をわずか5か月で一変させた様子をSNSに投稿して話題になりました。片づけ前の家はどんな状態だったんでしょうか?

 

ゆんさん:結婚してから2LDKのマンションに住んでいました。私と夫は買い物好きでものが多く、散らかってもいたんですが、まだ夫婦ふたりだけのころは片づけることもあったんです。でも、第1子が生まれたことで、ベビーベッドやおもちゃなどの子ども用品が増えていきました。クローゼットに収まりきらない荷物が出てきて、それを収めるために収納を買うんですが、さらにその収納からものがあふれて…ということを繰り返していました。そんな暮らしが数年続いた結果、足の踏み場がないくらいにものが積み重なって、子どもが障害物競走のようにものの山を飛び越えて遊ぶような家になってしまったんです。

 

── 自分のことを「ズボラ主婦」「汚部屋歴=年齢」とおっしゃっていますが、もともと片づけが苦手だったんでしょうか?

 

ゆんさん:子どものころから部屋がずっと汚くて、親から「片づけなさい!」って言われ続けていました。結婚後は最初こそ猫をかぶって片づけや掃除を頑張りましたが、出産や復職を経て、本性がだんだん出てきてしまって(笑)。夫も散らかるのをあまり気にしないタイプだったので、あっという間にものが広がってしまいました。

 

── ものが多いことで困ったことはありませんでしたか?

 

ゆんさん:食べものの賞味期限切れはよくやらかしていました…。生鮮食品を腐らせることはさすがになかったんですが、食品庫にの奥に埋もれたカレーのルーなど、ストック食品は食べきれないことが多かったです。あとは、熱が出たときに体温計が見つからないなど、必要なものがすぐ見つからず困りました。

 

── 片づけのきっかけは引っ越しだったそうですね。

 

ゆんさん:昨年から新築で家を建てていて、今年5月に引渡しが決まったんです。そこで昨年末、「ものを減らさないと、引っ越しが大変なんじゃないか?」と思ったのがきっかけです。そのときは育休中で時間がありましたし、引っ越しと仕事復帰が同じタイミングだったので「そこまでにやるしかない」と思い立って片づけを始めました。引っ越しが近づいてくると「荷物をもっと減らさなきゃ」と自分を追い込めたので、そういう意味でも期間が決まっていてよかったと思います。