「ちっちゃいことは気にするな」のフレーズでお馴染み、お笑い芸人・ゆってぃさんと2022年に結婚したタレントの石川あんなさん。2025年1月に第1子を出産しましたが、過去には2度にわたり、つらい流産を経験しています。(全3回中の1回)

喜びもつかの間…2度の流産を経験し

石川あんな、ゆってぃ
「ワカチ子」生後3日に撮った記念ショット

── 不妊治療を経て、2025年1月に第1子を出産されました。ここに至るまでは順調ではなく、とてもつらいご経験もされたそうですね。

 

石川さん:そうですね。とても苦しい時期がありました。夫(ゆってぃ)と私は子どもがほしいと思っていました。2022年に結婚してからは自分なりにタイミング法を試みて、比較的すぐに妊娠できたんです。初めてということもあり、当時はただただ「うれしい」という感情がいちばんで、妊娠や出産に関する知識は当時、あまりなかったと思います。

 

妊娠していることがわかったので、婦人科に行ったのですが、診てもらうと出血していました。切迫流産の危険があるということで数日家で安静にしていたのですが、出血が徐々に増え、最終的には6週目で流産してしまいました。

 

── それはつらかったですね。

 

石川さん:もちろん落ち込みましたが、流産後に受診した主治医の説明や自分なりにネットでいろいろと調べるなかで、最初の妊娠での初期流産は珍しいことではないと知りました。「特にこれといった原因もわからないし、つらいけれど落ち込んでばかりいても仕方ない。現実を受け入れてまた次に向けてがんばろう」と夫婦で話し合いました。夫もいっしょに落ち込んで、気持ちに寄り添ってくれました。

 

そこからまた、自分なりに基礎体温を測ったり、排卵チェッカーを使ったりしながら、妊活を行いましたが、今度はなかなか妊娠できませんでした。そのことに焦りを感じ、1年くらい経ったころに近所の不妊治療を行っている病院に相談しに行ったんです。夫とふたりで健康状態や不妊の原因を調べるためのスクリーニング検査を受け、まさに不妊治療を始めようとした2023年5月に再び妊娠していることがわかりました。

 

── 治療前に妊娠がわかったんですね。

 

石川さん:そうなんです。ただ、2度目も妊娠5週間で流産してしまいました。胎嚢が確認できず、いやな予感がしていたのですが、その後に出血が起こってしまい…。1年かかかってようやく妊娠できたので喜んでいたのですが、本当にショックでした。