去年11月、9年ぶりに第2子を出産したAKINAさん。夫のビビる大木さんは今50歳。「年子のほうが楽だったのでは」という声もあるそうですが、実際に40歳手前で第2子を出産し、思ったことがあるようです。(全2回中の1回)
夫婦で「2回目の子育てのありがたみ」を感じ
── 去年11月に第2子を出産されました。おめでとうございます!
AKINAさん:ありがとうございます。妊娠があまりに久しぶりで、発覚したときはすぐに信じられませんでした。病院で検査もしたのに、家でまた妊娠検査薬を試したほどでしたが、本当にうれしかったです。

妊娠も出産も、すべてが本当に奇跡で。2回目の子育てができることを夫婦で「もう一度経験させてもらえてありがたいね」と話しています。長女の存在が、私たち夫婦にとって何よりの幸せだと感じていたのですが、今回はその長女と一緒に子育てを共有して、喜びをわかち合えることにも感激します。
── 長女の妊娠の際と違っていたことはありますか。
AKNAさん:長女のときはつわりが結構あったのですが、次女はまったくと言っていいほどなく、トレーニングをするほど元気でした。また、長女のときは、カレンダーを見ながら「今、何週目」とか、「今はこのくらいの大きさ」というのを頻繁にネットで調べたり、人のブログを見ていたりして調べていました。でも、今回はよくも悪くも、そういったことに頼らず、病院で先生から言われる言葉だけを信じて妊娠期間を送ることができました。不安なことがあったら「次の検診で聞いてみよう」という感じで。
体重は前回より増えてしまって。長女のときは10キロ増、今回は13.5キロ太りました。でもこれは悔いなく食べていたのが影響していると思います(笑)。妊娠中はアルコールを飲めないので、その代わりではないですが、好きなものを食べていたらそのまま体重に現れてしまいました。元気だったので、体力が落ちないよう筋トレは妊娠中も変わらず続けていました。重たいものは持たず、スクワットやランジなどをしていました。
── 今回も帝王切開でご出産されたと伺いました。
AKINAさん:長女のときは妊娠10か月で前置胎盤と診断を受け、それまで通っていたクリニックから総合病院に移りました。出産の際も研修医の方が何人も見学に来ていたので、恥ずかしいやら怖いやら、イメージしていた出産と違うことに「こんなはずじゃなかった」と。長女が無事に産まれたことはこのうえなく幸せなのですが、病院や環境が変わることに気持ちが追いついていないまま出産を迎えてしまって。どこか残念な思いが残ったままでした。
今回はクリニックで出産したのですが、その感想としては「あと10人産みたい!」ですね。検診からずっと見ていただいた信頼できる先生がいつも寄り添ってくれていて。長女のときに感じた「出産は怖い」というイメージから、「出産ってなんて幸せなんだろう」と変わったのは自分でも驚きました。長女のときと出産や産後の一連の流れは一緒なのですが、産後の痛みさえもとても尊く感じました。
── 出産への印象が、こんなにも変わるんですね。
AKINAさん:前回の出産が30歳のときで、今回が39歳。40歳手前の出産がこんなに感動するものになったのは、これまでの人生経験が影響しているのかもしれません。長女はとても気が利く子で、まるで小さいお母さんのように面倒を見てくれて。その姿を見るのも幸せです。ライブのリハーサル中は長女が次女を見てくれることもあります。