「何で?」「どうして?」と小さな子が質問をくり返す“なぜなぜ期”。あらゆるものに疑問を抱いては、その都度投げかけられる質問の嵐に、ときに疲れてしまう人も少なくないのでは?そんな状況のなか、家族の日常を漫画化しインスタグラムで発信する3児の父・月光もりあさん(@orenoatamanonaka)の対応が話題になっています。

“なぜなぜ期”の娘の質問で気まずい空気に

2〜5歳の“なぜなぜ期”は、子どもの知的好奇心や学習意欲をのばす大切な時期と言われますが、今春小学校へ入学した、月光家の長女・えみりちゃんのなぜなぜ期を振り返ると、甘じょっぱい(?)思い出があるようで…。

 

「他人の顔のホクロを指さして『何で黒いのがあるの?』って本人の目の前で聞いてきたときは、さすがにちょっと気まずかったですね。そういうとき、めんどうくさい気持ちもややあるけど…でもやっぱり『かわいいなぁ』と思いながら答えています。(答えないことで)変な知識がつかないように気をつけていました」(月光もりあさん)

 

『俺の人生を変えた育児』より「えのきだけ」
『俺の人生を変えた育児』より「えのきだけ」

なぜなぜ期に繰り出される質問は、大人にとっては「当たり前」のこと。「なんでわざわざ聞くの?」と思ってしまいますが、子どもにとってはすべてが新鮮な謎です。スーパーで野菜を指さして「これは(何)?」と確認していくえみりちゃんにつき合ってドツボにハマったエピソードは、まさに“なぜなぜ期”ならでは…。思わず「一生終わらないじゃん!」とツッコミそうになるのも致し方ない状況ですが、月光もりあさんは当時を淡々と振り返ります。

 

『俺の人生を変えた育児』より「えのきだけ」
『俺の人生を変えた育児』より「えのきだけ」
『俺の人生を変えた育児』より「えのきだけ」
『俺の人生を変えた育児』より「えのきだけ」

「スーパーの野菜売り場で、『これは(何)?』『キャベツ』『これは?』『ニラ』と、端から野菜の種類を聞いてくる長女の質問に答えていったのですが、なぜか『しめじ』になったとたん、しめじを1本ずつ指さして『これは?』って確認しはじめて。隣に『えのきだけ』があるのを目の端でとらえたときは、思わず詰んだな…と。さすがに、きのこ類を恨みましたね(笑)。あの形状だから1つずつ別の生き物だとでも思ったのか、理由はわからないのですが。

 

ものを見聞きして質問してくる内容にも、単純な『何で?』以外にいろいろあって。『何で服を着るの?』『何でおむつを替えるの?』とか。行動1つひとつに対して、毎回『何で?』って聞いてきますからね」

 

それでも「えみりの質問には一生つき合ってやる」というもりやさんの心意気はさすが。えみりちゃんの質問に毎回全力で答えるもりあさんの姿に、思わず笑みがこぼれてしまいます。