「白髪になっても」ドラムは叩き続けていたい
── バンドで学んだことがいまもいきているのですね。山中さんにとってドラムはどのような存在ですか?魅力をひと言で表すと?
山中さん: ドラムは、私の人生において非常に大きな存在です。年をとって白髪になっても、ドラムを叩き続けるのが目標です。かつて私も女性ドラムボーカルに憧れてドラムを始めましたが、誰かが私を見て「かっこいいな」「自分もドラムをやってみたい」と、感じてくれたらうれしいです。ドラムは自分からビートが出る(自分で音のパターンを作り出せる)のが魅力です。そのため、ドラムはその人のノリがすごく表れやすい楽器なんです。私も初めてドラムを叩いたとき、自分の個性が出ることに驚き、そのおもしろさに魅了されました。

── ドラムはその人の個性が表れる楽器。現在は、オンラインでドラムを教えているそうですね。
山中さん: 社労士事務所での仕事を終えて、夜間に2〜3時間ほどオンラインでドラムレッスンをしています。カリキュラムの一つの初心者向けの合同レッスンは、小学生から50代まで幅広い層が参加してくれています。先ほどお話したようにドラムはその人にしか出せない音が出る、可能性にあふれた楽器なんですよ。私もドラムに出会って人生が変わりました。「ドラムをやってみたい」という方が、ドラムに出会って人生を切り開くお手伝いができればと思います。